大岩のポメラブログ

こんにちは。トゥルットゥーの大岩です。ポメラでブログを書きます。スーパー不定期。

3/23 graduation。

こんにちは。桃のマークのファミレスで「ポメラ」触ってます。

 

 

今週は火曜日にスクールJCA火木土クラス主催ライブ「風呂」。木曜日に東京NSCさんとの対抗戦ライブ「SIGMA・裏」がありました。来て頂いた方、本当にありがとうございました!

 

 

養成所ライブも残すところ一回となりました。スクールJCAを「卒業」するのも残り一ヶ月もありません。あっという間です。

 


年齢も、性別も、経歴も、違う人たちが一緒のクラスメイトとして一年間過ごすというのは他の環境では体験できないものだと思います。とても楽しい一年間でした。

 

 

 


さあ上の文章をお偉いさんが見ていると信じて。僕の高校の「卒業」に関しての話です。

 

 

 

僕は養成所に入学する直前まで、静岡県の農業高校に通っていました。高校生活の内容は主に「野菜」と部活動の「柔道」だけでしたが楽しかったです。

 


しかし卒業式の日に事は起きます。

 


卒業式自体は順調に進められていたのですが最後の卒業生退場の時です。僕の高校の場合はすべての先生が横並びになり、そこに順番ずつ一人一人握手をし一言交わして退場していくというシステムでした。

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一番最初、つまり一番左の人物は担任でした。僕は泣くつもりは無かったのですが三年間の思い出が蘇り自然に泣いていました。

 


そして副担任や校長先生などにも順々に挨拶をし、四人目が部活動の顧問でした。厳しい練習などもありましたがお世話になった顧問と話しているうちに僕の感動はピークに達していました。「本当にこの学校で良かった!」と心から思えたのです。

 

 

 

 

 

しかし問題はここからです。もちろんまだ先生はいます。

 

 

 

 

数学の先生、社会の先生、保健の先生、書道の先生、、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうです。薄れていくのです。

 

 

 

 

 


感動が徐々に薄れていくのです。

 

 

 

 

 


竜頭蛇尾とはまさにこの事。最初に強いメンバーを持ってきてしまっているので後のメンバーが、より弱く感じるのです。完全に配置ミスです。

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そして事務の先生と握手を交わした時には僕の感動ポイントは、ほぼ0になっていました。

 

 

 

 

しかしまだ完全に0になったわけではありません。「少しでも感動したまま退場しよう!」そう思った僕ですが列の最後の人物を見てその思いは砕けました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「農業のおじさん」です。

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農業高校には必ず「農業のおじさん」がいます。それ以上でも、それ以下でもない「農業のおじさん」が絶対にいるのです。

 

 

 

 

「農業のおじさん」は農業をします。なので作業着を一年中着ています。

 

 


「農業のおじさん」は話しません。農業だけが仕事なので基本話すことはないのです。

 

 


「農業のおじさん」は感情を出しません。農業に感情は必要ないのでしょう。

 

 

 

そんな「農業のおじさん」がスーツを着て立っているのです。スーツを着ている「農業のおじさん」は、もはや「他人」。

 

 

 

 

 

なぜ高校の卒業式の最後を「他人」との握手で終わらせなければいけないのか。しかし「他人」との距離は残酷にも近づく一方です。

 

 

 


「他人」との握手を交わした僕の感動ポイントは案の定0になっていました。高校最後の思い出がまさか他人との握手で終わるとは考えてもいませんでした。正直がっかりしたのです。

 

 

 

 

 

 

僕は「感動を返してほしい!」という想いで「他人」の顔を見上げました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「他人」の目には涙が浮かんでいました。

 

 

 

その時、僕の感動ポイントは少し回復したのです。

 

 

「卒業」

 

皆さんはどのような思い出がありますか。

 

 

 


それでは。また更新します。